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 応用編
 分析編
 まとめ



分析編 RFM分析その2
ランク付けの方法とその特性
次に、RFM各ランクに属するお客様の購買額とその構成比を見てみましょう。
FとMについては、高いランクの方がその人数に比べて金額の構成比が高くなっています。
興味深いのは、Rの構成比です。人数の構成比と比べてみてください。ランク5では8.8ポイント、ランク4では4.5ポイント、増えており、逆にランク3では2.7ポイント、ランク2では6ポイント、ランク1では4.5ポイント減っています。
ランク R F M
5 407 7 7
4 296 21 13
3 236 108 107
2 493 548 239
1 149 897 1,215
1,581 1,581 1,581
ランク R F M
5 25.7% 0.4% 0.4%
4 18.7% 1.3% 0.8%
3 14.9% 6.8% 6.8%
2 31.2% 34.7% 15.1%
1 9.4% 56.7% 76.9%
100.0% 100.0% 100.0%
各ランクの人数 各ランクの人数の割合

ランク R F M
5 2,340,675 287,548 489,391
4 1,570,687 504,411 479,696
3 829,014 1,160,644 1,635,579
2 1,710,547 3,032,091 1,663,604
1 332,956 1,799,185 2,515,609
6,783,879 6,783,879 6,783,879
ランク R F M
5 34.5% 4.2% 7.2%
4 23.2% 7.4% 7.1%
3 12.2% 17.1% 24.1%
2 25.2% 44.7% 24.5%
1 4.9% 26.5% 37.1%
100.0% 100.0% 100.0%
各ランクの購買額 各ランクの購買額の合計

さらに、RFM各ランクに属するお客様の平均購買額とその倍率を見てみましょう。
当然ですが、FとMは高いランクの方が倍率も高くなっています。
ここでも、注目したいのは、やはりRです。Rは、ランクが高くなるにつれて倍率も高くなります。このことは、Rのランクが高いほど、属するお客様の平均購買額が大きいということを表しています。
ランク R F M
5 5,751 41,078 69,913
4 5,306 24,020 36,900
3 3,513 10,747 15,286
2 3,470 5,533 6,961
1 2,235 2,006 2,070
4,291 4,291 4,291
ランク R F M
5 1.3 9.6 16.3
4 1.2 5.6 8.6
3 0.8 2.5 3.6
2 0.8 1.3 1.6
1 0.5 0.5 0.5
1.0 1.0 1.0
各ランクの平均購入額 平均を1としたときの
各ランクの平均購入額の倍率

R:最新購入日の重要性
上記のことは、Rのランクが高いほど購入額の大きいお客様が属しているということを表しています。つまり、お客様のRのランクは、収益の面からも非常に重要になります。
一般的には、以下のようなことが言われています。

1. Rのランクが高いほど将来の企業収益に貢献してくれる可能性が高い
2. Rのランクが低ければFやMのランクが高くても他社に奪われている可能性が高い
3. Rのランクが同じならFのランクが高いほど常連客
4. Rのランクが同じならFやMのランクが高いほど購買力があるお客様
5. RやFのランクが高くてもMが少ないお客様は購買力が低い
6. Fのランクが低くMが高いお客様はRの高いほうが良いお客様
7. Fのランクが上がらないか下がっているお客様は他社に奪われている可能性が高い
8. RFM全てが低いお客様は切り捨ても検討

RFM分析で最も重要なのはRであり、FやMが高くても最近購買実績がないお客様は既に競合他店に奪われてしまっている可能性が高いと考えられます。
つまり、Rの動きが各お客様の動向を把握する上で非常に重要であり、Rのランクが下がり始めた段階で、営業的なアプローチを行えば他店に奪われなくて済むかもしれないのです。

Rのランクが下がりはじめたお客様には、また購入してもらうための企画が必要となりますし、Fが伸びないお客様も同様です。
Mのランクが低いお客様は、Fを注目する必要があり、Fが高いランクの場合は潜在的に購買力が低いと考えられますので、将来的な企業収益貢献度は低いと考えられますが、Fのランクが低くMのランクが高いお客様は購買力が高い可能性がありますので、購買頻度を高める企画を実施すればいいことになるのです。